今回、家族のために悪い仲間と銀行強盗をしたトーリや最終的に夫を喪うトーリの妻がかわいそうみたいな話になっていたが、今回最もかわいそうなのは冒頭で強盗に脅迫された挙句殺された銀行員のおじさんだ。だがこのおじさんに関しては一切の言及がない。
あとかわいそうなのは自宅に強盗された上に夫を喪った現金輸送おじさんの妻くらいだ。同僚を殴り銀行員を騙した現金輸送おじさんは、殺されたもののあまり同情できない。
今回の話に限らず、このドラマは罪の無い死者を放置することが多いのが特徴で、その点は好きではない。
好きじゃないとか言いつつ視聴しているけど。50チームと悪い奴らの銃撃戦が見所なのだろう。
家の様子からして借金苦とは考えられなかったし、家族のためというが具体的になぜ犯罪に手を染めるほどに至ったのかよくわからない。現金輸送おじさんの自宅に押し入った強盗が死んでたのもよくわかってないからその辺は私がちゃんとドラマを読み取れてないだけかもしれないが。
トーリはジュニアの友人でその妻はジュニアの元カノだ。ジュニアがアフガニスタンへ派兵されている間一人に耐えきれなくてジュニアに別れを告げ(ジュニアが何年アフガンにいたのか知らないし連絡すらとっていなかったのかもしれないのでそこまでは仕方ないのかもしれない)、そばにいたトーリとくっつきジュニアが帰国した頃にはトーリの子供をみごもっていた(クソ女とそれにつけいるクソ男やんけ)。なぜそんな男女をジュニアは気にかけて、事件の関係者だと知ってもタニに口止めしてまで上司のスティーブに黙ってたのか。すぐ喋ったしスティーブは怒らずアドバイスまでくれたけど。
義理堅いとかいう問題でもないだろ。
結果として強盗していなかったらともかくちゃんと強盗していたし。
正当防衛でトーリを射殺したジュニアを妻がビンタするシーンで話は終わるのだが、いやお前ジュニアがトーリに殺されてたかもしれないんやぞ?お前の夫が犯罪してたからこんなことになったんやで?
ジュニアも致命傷にならないところを狙えばよかったとは思うが、このドラマの主要人物のみなさんは悪役と同様、銃撃戦等バトルになったら基本頭や胸を狙って殺す、基本生捕りにはしない主義のようだから仕方ない。
今回だけでも終盤で50チームはトーリの仲間を全員銃殺していたし。生捕りにしてればのちのち遺族への賠償金とか引っ張れたのでは?殺してしまったら起訴して罪に問うこともできない。銃器の扱いは上手くて殺しには特化していても50は警察ではないことがよくわかる。
トーリの妻はつくづく自分勝手な女だと思った。
この女どうせ新しい依存先見つけるぞ、ジュニアがいなくて寂しかったときにトーリにつけ込まれたように。コブ付きは難しそうだが。