alone in the night

In the dark, in the quiet.

定形外

事前に重さ測ってたから料金わかってたけど、念のため近くにある郵便局の窓口に行って定形外でお願いします、と言って郵便物を差し出した。案の定同じ料金だったから料金分の切手を出したら、では出しときますね、と言いながらなんかレシートみたいなん出してるから控えか何かかと思って待ってたら、いや出しときますんでハイ、と言われ…

 

ありがとうございましたとか言ってくれればもう終わりやと思えて立ち去れたのに。津の郵便局の人らが特別ええ人らやったんやなと実感。地元のはダメですね。

 

反出生並みの感想

『産まない方が(産まれない子供にとって)幸せ』なら全くもってその通りだと思うよ(反並感)。そっちの方が絶対幸せだよ。

 

自分(大人)にとって幸せ、なら単なる個人の感想だから勝手とか言っちゃダメだし産む方が幸せという考えも勝手なものになるよ。何に対する全ての考えも勝手なものと言えてしまう。

 

主犯でなくとも少子化の原因作った政治家が発言することじゃ無いし、経済的に苦しい人がたくさんいるのに国が栄えるために人々が個人の幸せを犠牲にする必要なんて一切ないしね。

book:パリ、娼婦の館

タイトルの通り、パリの娼館や娼婦たちについて書かれた本。男の精液は抑制されずに排出されるからいわば汚水やゴミ、その処理をする娼婦は下水道や汚物処理場...これが無ければ社会の秩序が乱れる、必要悪というか必需品のような言い方をしていて腑に落ちてしまった(下水道や汚物処理場に少し申し訳ない気もするが)。

 

騙して娼館で働かないといけない状況に追い込む、給料から食事代やらをピンハネされ働けど働けど生活が楽にならない。いつの時代も性産業は蟻地獄のようだ。

 

富裕層であればあるほど、また地位が高いほどMの客の割合が多いという記述には納得してしまった。S客にはロクな客がいないらしく、酷いときはサディズムをタバコの火を押し付けるなど単なる暴力とはき違えている客もいたらしい。一方M客の扱いも楽ではなく娼婦側が客の心理を心得ていないと客を簡単に満足させれらないというのだ。監獄学園アンドレとリサを思い出した。ロールプレイング、SM要素は高級店に特徴的だったそう。あと同性愛に走る娼婦がいたのは仕事を通じて男性嫌悪が起こったからだろうなあと思った。

社会勉強(笑)な日曜日

27日は久しぶりに電車を使って出かけた。しかも初めていく場所。同人誌即売会だ。

OsakaMetroの路線は市営地下鉄時代含めほとんど乗ったことがなかった。初めて乗った中央線の終点は学研奈良登美ヶ丘駅。前からあの辺りの住宅街に一度行ってみたく帰りに行こうかと思ったけども足を痛めてしまい断念した。帰りに地元駅前の初入店の居酒屋で食べたマグロユッケ丼が美味しかった。

初めて尽くしの1日だった。

 

本題。

600円のイラスト集を買おうとして1100円を出した。500円玉でおつりが欲しかったし100円玉4枚渡されるよりお互い楽かなと思ったのだ。

そしたらイラスト集の主催と思しき売り子、

 

「これ600円なんで、1000円で400円のおつりなんですけど」

 

なんだこいつ、500円玉持ってないのか?持ってないならそう言えや。何私を変な人扱いしとんねん。

などと思ってしまったがもちろんそんなことは言わず出した100円玉を引っ込め無言で冊子を受け取った。

もしかしたら普通サークル側はおつりを100円玉しか用意しないものなのかもしれない。

 

そしてもう1つ。その冊子の表紙がひどかった。

わざわざ表紙用にカラーで綺麗なイラストを参加者の1人に描いてもらったにも拘わらずそのイラストを魅せるレイアウトにしていなかった。

冊子の中身の白黒イラストたちの一部を表紙にちりばめることで穴あきにしたあげくイラストのサイズを表紙の大きさに合わせていない。つまりイラストの一部分が表紙になっている状態だった。しかもキャラクターの顔が全く分からない状態だ。

これでは何かわからない。これはひどい。表紙用カラーイラストを描いた人は納得しているのかもしれないが私はモヤモヤしてしまった。

そのカラーイラストは中に白黒になった状態で掲載されていた。

 

すごい人込みで、2号館は長い列ができていた。

即売会はいろんな欲望が露出しているように思えた。欲望の露出というとネガティブに聞こえるがそれ自体はあらゆるシーンに存在し、それを悪、下劣だというわけでは決してない。ただそれを認識してしまい気持ち悪いと思うならそのシーンに向いていないのだ。良し悪しではなくて。

人気のない山奥で自給自足なんてその究極ではなかろうか。

 

私はそのノリに合わなかったのでおそらくもう行かない。年齢操作現パロ漫画は面白かった。

book:東電OL事件 DNAが暴いた闇

東電OL事件と聞けば被害者について描写された作品が多い。私にとって事件は彼女の存在が世間に明るみになるきっかけに過ぎなかった。容疑者には一切興味がなく、彼女や彼女のような社会的に地位を持っていながら体を売る女性たちに興味を示していた。なんでそんなことするんだろうって。

 

だが本事件は冤罪事件でもあり、そのため当然事件としても多くの人に関心を持たれるべき話だと思った。本事件を容疑者のバックヤードや再審までを追った本書は初めて見る視点で新鮮だった。

 

被害者体内の精液のDNAってかなり重大な鑑定対象だろうに捜査段階で鑑定していなかった。そもそも採取されたものは一応全て鑑定に回すものだと思っていた。

再審請求において鑑定しなかった精液や唾液を鑑定した結果、捜査線上に浮上しない第三者、おそらく真犯人のものだった。

真犯人も外国人で帰国していたらもうこの事件は事実上迷宮入りだ。警察の怠慢と思い込みに容疑者がついた嘘が加わって迷宮入り事件を作ってしまった。

ただ、いくら単身で外国に出稼ぎに行っているとはいえ、さらにお互い恋愛感情がない買春行為としても、妻子持ちの男性が他の女性と関係を持ったことに嫌悪感をおぼえた。またはじめ被害者女性と面識がないと嘘をついていたことは心証が悪かっただろう。あと同居人にも言えるが不法滞在はダメでしょう。

 

また容疑者の同居人たちが警察から仕事のあっせんを受けたり食事をおごってもらったりしたという供述があり警察関係者が全否定をしていないのだけどこれが事実なら問題では?もっと大きな問題になってもいいと思うのだけど。

 

ネパールは貧しい国で、先進国に出稼ぎに行き稼いだ金で祖国に家を建て家賃収入で暮らすことを夢見る人が多いそうだ。容疑者もその一人だった。多くの日本人にとってネパールはアメリカや西ヨーロッパと比較してさほどメジャーな国ではないように思うのだが、その割にはネパールレストランは結構な頻度で見かけるけどそういうことだったんだな。

短歌・俳句文化が外国語圏にもあるんだね

 

空まで戻る

蒼く微かに光る路を歩く

私たちは深い時間の中で

震える

 

 

 

 

この長い夜に匹敵する

ただゆっくりとした

永遠の中の目の瞬き

 

 

***words***

quiver (v) 震える

blink (n) まばたき

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合ってるのかはよくわからない