alone in the night

In the dark, in the quiet.

下方修正

この間ほぼ全巻揃っている某十二支漫画をなんとなく読み直したら、犬のクソさと主人公と猫の恋愛脳化にゲンナリした。

 

神様がひどいという人は多いけれど、私は神より犬の方が性格が悪すぎて嫌い、あいつさえもっと適切な振る舞いをしていたら怪我したり精神的苦痛を負ったりしなくてすんだキャラクターが何人もいるし、あいつが苦手な親戚はいっぱいいるはず。挙げ句の果てには母娘丼だし。にもかかわらずその辺の反省はほぼなく狙っていた当主の婿ポジにおさまってめでたしめでたしはないなあと。

 

あと聖女キャラなら最後までそれを貫いてほしいので、急に猫が幽閉されなきゃ後は何でもいいみたいな態度を出されて困惑した。雨の中、鳥を刺して徘徊していた神との遭遇のシーンでも、猫を自由にするためにこいつを言いくるめようと思っての行動にすら見えてしまった。あと亡母を天秤にかけて捨てるような描写にはひどくがっかりした。母親はお前と亡夫を天秤にはかけなかったと思うぞ。

 

また聖女という非現実には非現実のままでいてほしいくせに、会計みたいな根暗で変な女子といった現実的なキャラには男性(しかもかっこいい)に理解されて恋人になるなどといったシンデレラストーリーを持ってきてほしくなかった。彼女はこれが現実なら変な子で単なる役員同士の関係のまま、ネズミが卒業したらそれで終わってたと思うしあまり受け入れられなかった。

 

昔読んだときの印象とかなりかけ離れてしまって、自分にがっかりした。もう漫画読むの控えよう…