alone in the night

In the dark, in the quiet.

book:フランス人は10着しか服を持たない

この本は数年前ベストセラーになったそうだ。本屋の軒先に置いてあったことを記憶している。ナチュラルな啓発になるかと思い気になったけれど、つまらない内容だったら嫌だなあ、と思い買えなかったのだった。

 

 

とても素敵な本だった。いつも読み終えるのに数週間かかってしまうところを、この本は3日で読んでしまった。

書かれていることを実践すれば確かに暮らしの質が上がり、'シック'に暮らせそうと思わせる内容だった。

 

ミステリアスな雰囲気を身にまとう。これは大切だと思った。

 

自分語りするな、プライベートなことは聞くな

 

要はこういうことだ。

私は、気がつけば自分語りばかりしているまるで学習しないカスである。自分語りはここだけでしよう。たとえば読書好きなあの子には、最近何読んでるの?とか聞いてみよう。

 

季節のワードロープも10着(前後)に限るというのもいい。余計なもの(ここでは服)を買わない。あるもので満足する。着回しテクを身につける。

手洗いしないといけないからと何年も来ていないブラウスがある。どうせこの先も着ないからあげてしまおう。ボロボロの部屋着もったいぶらずに捨ててしまおう。

 

また、ちょっとの外出でもルームウェアのままではなくきちんと着替えよう、定位置に物を置き散らかった状態にするのはやめようという文章にはだらしなさを指摘された。

まずは整理して要らないものを捨てよう。そのうえで、必要なら適切なサイズの収納Boxを買おう。

 

この本の著者はアメリカ人である。なので日本語訳を読んだ。翻訳本を読むのはなぜか気持ちいい。内容は難しかったけれど、昨夏読んだ小説『ロリータ』も夢中になって読み進めてしまった。語彙力に乏しいので言葉には出来ないけれど、翻訳文には日本人の文章にはない特徴があり、私にはそれが合っているのだろう。