alone in the night

In the dark, in the quiet.

昨日の出来事

昨日昼に職場近くのインド料理屋にいくと3~5人の集団が3グループも居て、この緊急事態宣言中になぜ会食をするのかと気分が悪くなったのだが気が弱くダメな私は引き返せず結局席に着いてしまった。

ビリヤニが食べたかったのに「客多いから時間かかるよ」と言われ断念した(昼休憩は1時間なので)。ようはあの緊急事態宣言の意味が分からない連中の所為。

カレーも4種類から選べるはずなのにこれはもうないなどと言われて。職場近くのインド料理屋の中では最も美味しい店だったけど残念。

 

しかも最も恐ろしかったことは、私が当初3~5人の集団が3グループと認識していたのは実は1グループだったこと。真ん中のテーブルの真ん中に座っていた白い襟なしシャツの坊主のオッサン(いかにも怪しい感じ)が食事の瞑想がどうのと言い出していて、ようはヤバめの集団だったこと。

体が栄養を欲するのは要求で心が食べたいものを食べようとするのは欲求だとか、瞑想で食事するのと普通に食事するのを使い分けてみよとか……部屋借りて食事デリバリーしてやって。公共の空間でしないで。迷惑。しかもリーダーっぽいおっさんは時間が無いから普通に食べるとのこと(笑)信者には瞑想させといて(笑)

 

私のランチタイムが汚されてしまい大変嫌な思いをしているとともに、ああいうやばいサークルに騙されない強く正確な判断・妥協してしまわない勇気を持ち続けていないと悲惨な未来があると心が暗くなった。長生きしたくない。

 

もやる

会社の定期健康診断を各自で受けてこい、は仕方ないのかも知れないけど、

休日や休憩時間に受けろ・勤務中は厳禁というのはどうかと思う。法定なのに…

しかも場合によっては一部自己負担が発生するし、会社負担額内で収まってもぴったりその額のみの支給で上限額をくれるわけではない(領収書の提出が求められている)。

創立記念日のお祝いよりもこっちに福利厚生費を使って欲しい。

 

一番腹立ったのは、領収書に会社名を書くことをお知らせ文書に記載していなかったこと。

 

今日あったこと

職場近くにある中華料理屋がほぼ毎日平日、昼間に軒先で弁当を売っている。私は時間ギリギリで朝スーパーで昼の買い物をし損ねたときに寄っている。

つまり毎日買っているわけでは無く、10日に1回くらいの頻度なのだが、角煮弁当を何回か買っていたのを店の人が把握してたようで、今日角煮弁当がラインナップになくてどれにしようか悩んでいたら、

「角煮弁当ですよね?用意してきましょうか」

とカタコトの店員さんがわざわざ店に戻って温かい角煮弁当を持ってきてくれた。

脂が白く固まっていない、温かい弁当は一層美味しかった。

 

本末転倒感

先日とある検定を受けた。
マスク必須、体調に不安があったり陽性者と接触していたら受験するななど、このご時世では当たり前のようなチェックリストがHPに記載されていた。
2・3級併願で6000円以上した検定料を無駄にしたくは無かったので体調には気をつけて当日に臨んだ。

 

試験会場には3級試験開始50分前に着いたにもかかわらず入口には長蛇の列、しかも整理するスタッフはおらず列は自然に作られていた。
当然密。
エレベーターを使うともっと密だと思ったので階段で会場の3階まで上った。ここまでスタッフは0。
会場も受験者でごった返していて、退出時間になるとまた列を作って大勢の人が一気に会場をあとにしていた。

 

その後時間をおいて2級を受験するために試験会場へ戻ると、今度は入口付近に人がまばらに立っていた。
何のアナウンスもないまま50分ほど前になったのでビルに入ってみるといつのまにか「**分から受付開始」と張り紙がなされていた。
ちなみに受付らしいことはなにもしない。ただ会場の部屋に入るだけ。
張り紙をしたときにアナウンスして欲しかった。意味も無く外で待っていた人が他にも居るだろう。そうして自然に列になってしまう。

 

受験者側にはあれこれ求める割には対策が不十分に見えた。クラスターにならないといいけど。

雑記

 

  • 納豆菌入りの整腸剤をのみ、ヨーグルトを食べると、便秘が快方に向かう(言い方…)。いずれかを怠るとすぐ便秘になる。便秘は腹が出るだけでなくパフォーマンスが下がる実害があるため常に解消しておきたい。

 

  • 最近借りた図書館の本、スペイン作家の短編集は全て「で?」っていう話ばかりで(ども短編小説の感想もほぼ「で?」なのは私の読解力がゴミなのもあるだろう)書く感想も無かった。その次に借りたフランス作家の長編はとにかく気持ち悪くて悪趣味だったので途中で読むのを辞めた。いろいろ気持ち悪かったのだが、エリート?の主人公によるキモい性描写と女性蔑視を含んだ女性遍歴がひたすら綴られていた。物語としての興味も無く当然書く感想もない。
  • 外でスマホを触りすぎないようにと本を読むことにしたのだが、読みたい本も見つからないためそれ以来図書館に行っていない。

 

  • 久しぶりに体育館へ行くと入場制限がなされていた。早めに来ないと入れない可能性がある。ロッカーもほとんど使用禁止になっていて、体組成計が撤去されていたので体脂肪率や筋肉量がはかれなかった。毎回なのだが胸筋の筋肉痛が2日続いた。

 

  • デイリーミッションをクリアするのすら面倒になっていたのでスクフェスをアンインストールした。3年以上やっておりランクは330を超えていたが無課金で下手だった。

 

  • カルケットサンドが美味しくてどハマりしているのだが販売している店舗を1つしか知らない。もっといろんな店で売って欲しい。鉄の栄養補助食品なので1日1袋。

 

  • 職場近くのインド料理屋に初めて行ったがくっそ不味いスパイスの黒い塊を口にしてしまい二度と行かないことにした。あれが入っているなら無理だ。

book: ベニスに死す

ミッドサマーが話題になっていた頃、ベニスに死すで美少年役を演じた俳優が出演していると話題になったことで本作を知った。フィルムに閉じ込められた美少年は確かにとても美しかった。8月に読んだ『香水』同様有名作品の原作を読み話を知っておく目的で本作を読んだ。

 

初老の作家が旅先のホテルで見かけた美少年の美しさに心を奪われ海岸で遊ぶ少年を目で追いかけたり家族と出歩いているところを追ったりしているうちに市(市と書いてまちと読ませていた)にコレラが蔓延する。それでも少年が滞在しているために市を去らなかった作家はついにコレラで亡くなる、という話。

知っていたけれど、タイトルがまんまオチで笑ってしまった。だが他のタイトルだとここまで有名にはならなかったのだろうな。たとえば『海辺の美少年』にすると、急に凡庸になってしまうような。元々の邦題は『ヴェネツィア客死』だったらしい。同じ意味でもベニスに死すのほうがしっくりくるし売れそう。

ベニスがヴェネツィアであることをこのとき初めて知った。英語(Venice)とイタリア語(Venezia)で発音が異なるだけだった。

 

上述の通りものすごくシンプルな中編小説なのだが、100年以上昔の作品だからかあるいは作者の作風なのか難しい言い回しが多くものすごく読みづらかった。あとやっぱり、見知らぬ美少年をねっとり見つめたりあとをつける主人公が気持ち悪かった。

 

美しいと感じた文章をここに残しておく。荷物トラブルで発ったホテルに舞い戻ることになり、足止めされたベニスでの夜を綴ったシーンで、この後荷物が戻ってきてもホテルを発つことは無かった。美少年を諦められなかったのだ。

天上には星辰が輪舞し、夜に閉された海の呟きがかすかに押し入って来て魂に語りかける夜もまたすばらしかった。

                        文庫版 ベニスに死す p74より