alone in the night

In the dark, in the quiet.

book:化学物質と正しく付き合う方法

化学物質とは、毒性の検査方法、関連する法律、情報源(MSDSなど)、リスクコミュニケーション、農薬・洗剤・食品添加物の安全性について書いていた。

 

人工物も天然物も全て化学物質。人工だからどう、天然だからどう、という言い方は適切ではない。

 

物質は全て量次第で毒になりうる。絶対安全なんてものはなくて、適切な使い方をしていたら安全だし、そうでなかったら危険になりうる。

水も飲みすぎたら死ぬ。でも毎日飲まないと死ぬもんね。

 

安全×信頼=安心。専門知識や能力と態度やオープン性、真剣さが両立していることが信頼を得るのに大事。リスクコミュニケーションは信頼を得て安心を届けるために必要なこと。

 

リスクコミュニケーションとはリスクについての情報・意見のやり取りの相互作用的な過程を指すそう。つまり双方向性なんだね。報告するだけで無く質問にも(例えばその化学物質を工場で用いる場合の周りの環境への配慮、影響とか)答えられる状態であることが大事。コミュニケーションだしね。

 

充分な情報を得ることで自分がそれを使用するかどうか決めることができる。不安を取り除くには知ることが大事。恐ろしさや未知数性が感じるリスクを大きくしているそうだ。ちゃんと知れたら農薬も添加物も洗剤も普通に使えるから(使わない選択もある)自然主義の人はもっと知ることで考えが変わるかもしれないね。

 

関係ないけど、著者紹介欄で2人の著者が並んで笑顔の写真が載せられていたのをみてほっこりした。